栄養学における炭水化物

食品・栄養

炭水化物(carbohydrate)とは、組成式Cm(H2O)nからなる化合物のこと。
一般的には、ヒトが消化できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の総称を炭水化物という。

炭水化物の栄養学的分類

炭水化物糖類単糖類 重合度:1ブドウ糖(グルコース)や果糖(フルクトース)など糖質 (*2)
二糖類 重合度:2ショ糖(スクロース)や乳糖(ラクトース)など
少糖類(オリゴ糖) 重合度:3~9 (*1)
多糖類 重合度:10以上消化性(≒でんぷん性)多糖類デンプンなど
難消化性(≒非デンプン性)多糖類セルロースなど食物繊維

(*1) 2~10とする場合もある
(*2) 糖アルコールも含む

炭水化物の食事摂取基準

炭水化物の摂取目標量は、たんぱく質および脂質の残余として50~65 (%エネルギー)と算定されている。

%エネルギー … 総エネルギー摂取量に占めるべき割合

食物繊維の食事摂取基準(目標量 g/日)

男性女性
0~5(月)
6~11(月)
1~2(歳)
3~5(歳)8 以上8 以上
6~7(歳)10 以上 10 以上
8~9(歳)11 以上 11 以上
10~11(歳)13 以上 13 以上
12~14(歳)17 以上 17 以上
15~17(歳)19 以上 18 以上
18~29(歳)21 以上 18 以上
30~49(歳)21 以上 18 以上
50~64(歳)21 以上 18 以上
65~74(歳)20 以上 17 以上
75以上(歳)20 以上 17 以上
妊婦18 以上
授乳婦18 以上

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」

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